長期的優良物件ってどんな物件?
住まいには、長期的に優良な家もあればそうでない家もあります。
長期的に優良な家というのはどんな家でしょうか?
人間が安全に住むことができる家。
快適な家。
長く住むことができる家。
人によって「理想の家」のイメージというのは千差万別ですが、
たとえば、耐震性、省エネ性、メンテナンス性に優れた家は、長期的に優良な家の代表格だといえるでしょう。
こういった家は資産的価値も長く続きます。
相続の場面においても大いに役立つ家です。
「いらないので売る」ということになったときにも売りやすいことでしょう。
不動産として持っているだけで家族や親戚など周りの方を安心させることができる、という面でもメリットがあります。
では逆に、「短期的な優良物件」とはどんな物件でしょうか?
「短期的優良物件」を建ててしまうとどうなる?
目先の欲やロマンにおぼれてしまうと、「短期的な優良物件」を建ててしまいがちです。
短期的な優良物件とは、その名の通り「最初だけは気分良く住める」物件を指します。
耐震性が低く、省エネ性も良くないため電気代がかかり、メンテナンスの頻度が高いので維持費も嵩む。
さらに新築時に先回りして用意しておかなかったことがたくさんある場合、リフォームを繰り返すことになってしまう可能性もあります。
また、「耐震性が高いから」と鉄骨の住宅を選ぶ方もいますが、近年における内閣府世論調査によると日本国民の73.6%、およそ8割は「木造の家に住みたい」と思っているとのこと。
耐震性はもちろん重視すべき点です。
しかし、木と木の間に鉄を入れた梁を使うことで「強い木造建築」が実現可能な時代になっていますし、なにより日本というのは、世界最古の木造建築法隆寺を有する国でもあります。
千年以上も前から木造建築とともに生きてきたともいえる民族なのです。
資産として誰かに相続するかもしれないという未来。
売ることになるかもしれないという現実。
そんなテーマを考えるとおのずと、新築で木造建築を建てる方が多いことの理由がわかってくるのではないでしょうか。
データや実際的な需要を踏まえずに家を建ててしまうと、後から大変なことになりがちです。
売りたいのに買い手が現れない。
貸したいのに借り手が見つからない。
そういった悩みを生み出さないためにもやはり、「長い目で見る」ということが大切になってきます。
どうすれば「家族を守り続けてくれる家」に住めるの?
国の考える長期優良住宅を参考にしてみると◎
「家族を守り続けてくれる家」を選ぶためには「長く安全に住める家をどのように見極めるか?」ということがテーマになります。
家選びにおいて参考になるのは、2008(平成20)年に制定された「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」です。
この法律は長期優良住宅を認定する手続き、基準を定めており、認定された住宅のことを「認定長期優良住宅」といいます。
「劣化対策」、「耐震性」、「省エネ」、「可変性」、「維持管理」、「省エネルギー性」、「バリアフリー性」、その他にも、地区計画、景観計画、建築協定等との調和など、あらゆる観点から住宅の優良性を見定める内容なので、ぜひとも新築、賃貸の住まい選び、住まいづくりの際にぜひ参考にしてみましょう。
後悔のない家づくりのパートナーをお探しの方は、松原住宅へぜひとも一度ご相談くださいませ。
内閣府政府広報室「森林と生活に関する世論調査」の概要
3.木材の利用(令 和 元 年 11 月)を参照
https://survey.gov-online.go.jp/r01/r01-sinrin/index.html